抜き・曲げ加工
光電子増倍管用パーツ
光電子増倍管とは、目には感じない波長や、極微弱な光まで検出することの出来る超高感度光センサで、分析、高エネルギー物理、医用、宇宙用、環境測定など様々な分野で使用されています。
当社は、その真空管に内蔵される金属部品の量産自動設備をお客様と共同で開発しました。
過去には、カシメ加工の自動設備を共同開発した実績もあり、2点以上の部品の組立加工の自動化、量産設備開発にも対応可能です。
モジュール用パーツ
小型軽量化及び絶縁皮膜を必要とするモジュール用パーツでは、機種の変遷に合わせた細かな対応が求められています。
最近では、特殊なヘミング加工や接点導通部分へのAuストライプメッキが施された材料などにも対応しており、用途に応じた素材からお客様の生産効率を考慮した梱包仕様に至るまで、当社では幅広いご提案及び対応が可能となっています。
絞り(順送)加工
携帯電話モジュール用パーツ
モジュールとは、いくつかの部品的機能を集めることで、複合的な役割を
果たす精密部品のことを言います。
小型軽量化が進む携帯電話においてはモジュール化が図られており、そこに内蔵される金属部品は、想像以上に小さな部品です。
金属部品は、主にシールド、筐体目的で使用されるため、角絞り加工精度が求められますが、当社では多列取り順送りでの対応も可能です。
写真では分かりませんが、ご紹介のパーツは、1辺が3mm程度のものです。
絞り(単能)加工
各種電子管用パーツ
各種電子管に内蔵されるパーツは、絞り加工部品が多く、その用途は医療機器や計測機器など、多岐に亘ります。
真空中で使用されることから、特殊な材料(モリブデン/モリレニウム/タンタル/コバール/ニッケル及びニッケル合金など)を使用するケースが多く、それら素材の絞り加工技術も有しています。
社内には水素炉もあることから、中間工程にアニールを入れて深絞り加工にも対応可能。
又、プレス加工後の切削加工も行っており、形状にもよりますが、数量的にまとまるものはNC自動旋盤での加工も対応可能です。
コイニング加工
HDDボイスコイルモーター用パーツ
ボイスコイルモーターとは動電型振動装置で、スピーカーの原理を発展的に応用したもので、現在ではリニアモーターとして幅広く使われています。
HDD(ハードディスクドライブ)ではヘッドの位置決めに使用されますが、それを固定するパーツが、通称「ヨーク」と呼ばれる金属部品で、通常は上下2種類のパーツで1セットとなります。
当社では、主に海外現地法人にて生産しており、写真のパーツは2.5インチHDDで使用されます。
コイニング加工とは通称「潰し」とも言われ、当社の技術では板厚の50%までコイニングが可能です。(※材質による)又、プレス加工後の表面処理(メッキ加工)もアウトソーシングを活用し、対応可能となっています。